御挨拶 令和6年度(2024年度)

 本校は昭和 54 年に開校した知的障がいのある児童生徒を対象とする特別支援学校で、今年度は、小学部 72 名、中学部 44 名、高等部 81 名、計 197 名の子どもたちが在籍しています。
 子どもたちの出身地は、渡島・檜山管内の 13 市町となっており、4台のスクールバスと寄宿舎などから、子どもたちが元気に登校しています。

 学校教育目標「自己のもつ能力や可能性を高めるとともに一人一人の『生きる力』を培い、生きる喜びを育成する」の達成に向け、今年度は、学校経営の重点を「チームで、より子どもたちのためになる学校づくりの推進」とし、「保護者や地域との連携による、子どもたちの学びの機会を広げ、感謝を伝え合う教育活動の推進」「一人一人の適切な学びと、他者との学び合いによる子ども主体の学びの追求」「元気に子どもたちの前に立ち、効果的な教育活動を持続的に行うための働き方改革の一層の推進」の3点に取り組むことで、教育活動の改善・充実に努めて参ります。

 また、本校は今年度から 3 年間、文部科学省「インクルーシブな学校運営モデル事業」の指定校として、特別支援学校と各学校を一体的に運営するための「授業づくり」や「体制構築」について明らかにし、インクルーシブ教育システムの充実に向けた、「今後の学校づくり」の在り方を全国に提案できるよう取り組んで参ります。

 今年度も、安全・安心な学校づくりに努めるとともに、学校と保護者、地域が一体となった教育活動を一層推進して参ります。引き続き、皆様の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

北海道七飯養護学校長 北 嶋 公 博