〜アンガーマネジメントのすすめ〜
特別支援学校の毎日は、予測不可能な出来事の連続です。子どもたちのパニックや、意思疎通がうまくいかないもどかしさに直面したとき、私たちも人間ですから、「イラッ」としたり、感情が揺さぶられたりするのはごく自然なことです。決して「怒ってはいけない」わけではありません。
大切なのは、その湧き上がった怒りの感情とどう付き合い、どうコントロールするか(アンガーマネジメント)です。私たちの笑顔と子どもたちの安心を守るための、簡単な3つのステップをご紹介します。
1 怒りのピークは「最初の6秒」:まずは深呼吸
脳が強い怒りを感じてから、理性が働き始めるまでに約6秒かかると言われています。この6秒を衝動的な言葉や行動で返してしまうと、子どもを傷つけたり、関係性をこじらせたりする原因になります。
〇 実践:「あ、今イラッとしたな」と思ったら、心の中で数を数えるか、ゆっくりと深呼吸をしてください。相手(子ども)から少しだけ物理的に目線を外すのも効果的です。
2 「〜すべき」のハードルを下げる
私たちの怒りの背景には、往々にして「〜すべき」「〜するのが当たり前」という強い思い込みがあります。
・「静かに着席すべき」
・「言われた通りに行動すべき」
本校の先生方は、十分ご承知の通り、子どもたちにはそれぞれの特性や、その日の体調、環境による理由があります。「〜すべき」を「〜だといいな」「まあ、そんな時もあるか」に少し緩めてみるだけで、心のトゲが丸くなります。
3 私たちの「心のコップ」を満たす
水がなみなみと入ったコップは、少しの振動で溢れてしまいます。教職員自身の心に余裕がないと、子どもの小さな行動にも過剰に反応してしまいがちです。
〇 実践:勤務時間が終わったらしっかり休む、同僚と「今日こんなことがあってね」と抱え込まずに話す(吐き出す)、自分の好きな時間を5分でも作る。先生方自身のケアこそが、最良の専門教育の土台です。
先生方が心身ともに健康で、笑顔でいること。それ自体が、子どもたちにとって最も安心できる環境になります。一人で抱え込まず、チームで補い合っていきましょう。#38~#45も参考にしてください。
令和8年度の七飯養護学校では「子どもを真ん中に」を合言葉に、保護者や地域の皆様と共に歩む学校づくりを進めてまいります。
学校経営方針を具体化するため、教職員のプロジェクトチームを中心に本年度の教育活動のグランドデザインを策定しました。