4 カリキュラム・マネジメント=「羅針盤と航海計画」
この複雑な航海全体が迷子にならないよう、学校全体でコントロールするのが「カリキュラム・マネジメント」です。「目的地(資質・能力)」に向かって、適切なルートが組まれているか?各教科のつながり(教科横断)はスムーズか?地域の資源やICT、教員のチームワークは最適に配置されているか?常に「航海計画をチェックし、アップデートし続ける羅針盤」の役割を果たします。
5 教科等横断的な視点=「バラバラの知識を『航海術』へと統合する」
国語、算数/数学、理科、社会……これらは航海に必要な「パーツ(天気予報の読み方、計算、歴史の知識など)」です。しかし、実際の海では「今は理科の時間だから、天気の知識だけで乗り切ろう」とはいきません。嵐が来たら、天気を読み(理科)、風の抵抗を計算し(算数/数学)、仲間に的確に指示を出す(国語)というように、すべての知識を総動員(教科横断)しなければ乗り越えられません。各教科の学びをバラバラで終わらせず、「あ、あの教科でやったことが、ここでつながるんだ!」という体験をつくることで、知識は初めて生きた「航海術」になります。
先週号と今週号をまとめると、以下のような関係になります。
| キーワード | 航海のたとえ | 学校での役割 |
| 育成すべき資質・能力 | 目指す目的地 | 【ゴール】どんな力を育てるか |
| 主体的・対話的で深い学び | 航海そのものの質 | 【授業改善】どうやって深く学ぶか |
| 個別最適×協働的な学び | 2つのエンジン | 【指導法】「個」と「集団」をどう活かすか |
| 教科横断的な視点 | 知識を統合した「航海術」 | 【見方・考え方】教科の枠を超えて社会とつなぐ |
| カリキュラム・マネジメント | 総合的な航海計画 | 【学校経営】学校全体でどう支えるか |
「カリキュラム・マネジメント(計画)」のもとで、「教科横断(連携)」を意識し、「個別最適・協働的な学び(エンジン)」を駆動させ、日々の授業を「主体的・対話的で深い学び(質の高い航海)」へと変えていく。すべては、子どもたちが未来を生き抜く「資質・能力(目的地)」を手に入れるためです。
教育用語は難しく見えますが、目指すところはシンプルです。
学校全体がひとつのチーム、組織となり、この素晴らしい航海を日々進めていきましょう。
9月の地域参観日に参加いただいた皆様、ありがとうございました。
令和8年度の七飯養護学校では「子どもを真ん中に」を合言葉に、保護者や地域の皆様と共に歩む学校づくりを進めてまいります。
学校経営方針を具体化するため、教職員のプロジェクトチームを中心に本年度の教育活動のグランドデザインを策定しました。